園長通信
園長先生からのメッセージ
10.テレビについて
2010-04-07
最近テレビに釘付けになっているご家庭が多いかと思います。
夜遅くまでお子さんが起きていて、親の寝る時間と一緒になってはいないでしょうか。
今回は普段何気なく見ているテレビの効用についてお話したいと思います。
最近お父さんの子育て参加が増えています。とてもいいことですが、「忙しくて子供と話す機会がない」とぼやくお父さんもまだまだいるのも現実です。
しかし、以外にテレビがじゃましているのに気がついていないことがあります。
週に一度テレビを見ない日を設けている家があります。その日はテレビのスイッチを一切入れないそうです。
それからは家族の会話が目立って増えて子供や、家族のことがよくわかったということです。
普段、当たり前のようにつけているテレビの習慣を変えるのは難しいことですが、時間を区切ってもいいかと思います。
特に食事中のながら鑑賞はだらだらと食べるくせにもなっていきますし決してよいことはありません。
ここからはじめてもいいかと思います。
せめて食事のときだけはテレビをつけないのはいかがでしょうか。
最初は大変ですが、習慣化すればしめたものです。ビデオはどの家庭にもありますし。
ラジオを情報源にしている家庭もあります。それもいいかと思います。
このようにどんなにお父さんが忙しくても、その気になって工夫をこらせば、家族で会話する機会はいくらでも作れるはずです。
忙しさを口実に怠慢を決め込んではいないでしょうか。
またテレビと子供の言語発達には深い関係があるのもご存知でしょうか。
ある機関が幼稚園児とテレビの関係について調査したところ一日30分テレビを見る子と、一日3時間見る子を比較したら、前者の語彙集が約6000だったのに対し、後者の語彙集は半分の約3000だったということです。
テレビは視覚と聴覚に訴えて情報を伝達するメディアです。
これだけみると言語能力が豊かになりそうに思いますが、そうならないのはなぜか。
テレビの番組にはいろいろありますが、圧倒的に多いのは各種の娯楽番組です。
そして画像と音とどちらが中心かといえば画像です。動く絵というのが特徴です。
音は画像を補う役割がテレビなわけです。
テレビのほうがこま切れの語彙が多く含まれ、決まった表現しかできなくなっているのです。
バラエティー番組などはその最たるものです。
最近の若者たちの表現力の低下はまちがいなくここから来ています。
表現ができない分、欲求不満がたまり、暴力的になるのも一因かと思います。
若者同士の会話ならいいが、しかしそれでは社会に通用しないのです。
また、乏しい言語はいろいろなところで、知らないうちに摩擦を作ってしまいがちです。
では言語能力を豊かにするにはどうするか。
テレビよりも本を読むことを提唱します。
親が読んでやる本は受身のテレビよりもはるかに想像力を刺激して、親子の生の会話が楽しめます。
子供も安定してきます。たまにお父さんが読んであげるとどんなにかうれしいことでしょう。
テレビならではの効果も確かにあります。否定はしません。
しかしテレビの見すぎだけはいけません。
テレビの見る時間のバランスをおかあさんやお父さんがつくってあげることが絶対必要です。
普段の生活を変えていくのは親がまず変えていかないといけません。
お子さんのためにも、まず、日常を見直してください。
夜遅くまでお子さんが起きていて、親の寝る時間と一緒になってはいないでしょうか。
今回は普段何気なく見ているテレビの効用についてお話したいと思います。
最近お父さんの子育て参加が増えています。とてもいいことですが、「忙しくて子供と話す機会がない」とぼやくお父さんもまだまだいるのも現実です。
しかし、以外にテレビがじゃましているのに気がついていないことがあります。
週に一度テレビを見ない日を設けている家があります。その日はテレビのスイッチを一切入れないそうです。
それからは家族の会話が目立って増えて子供や、家族のことがよくわかったということです。
普段、当たり前のようにつけているテレビの習慣を変えるのは難しいことですが、時間を区切ってもいいかと思います。
特に食事中のながら鑑賞はだらだらと食べるくせにもなっていきますし決してよいことはありません。
ここからはじめてもいいかと思います。
せめて食事のときだけはテレビをつけないのはいかがでしょうか。
最初は大変ですが、習慣化すればしめたものです。ビデオはどの家庭にもありますし。
ラジオを情報源にしている家庭もあります。それもいいかと思います。
このようにどんなにお父さんが忙しくても、その気になって工夫をこらせば、家族で会話する機会はいくらでも作れるはずです。
忙しさを口実に怠慢を決め込んではいないでしょうか。
またテレビと子供の言語発達には深い関係があるのもご存知でしょうか。
ある機関が幼稚園児とテレビの関係について調査したところ一日30分テレビを見る子と、一日3時間見る子を比較したら、前者の語彙集が約6000だったのに対し、後者の語彙集は半分の約3000だったということです。
テレビは視覚と聴覚に訴えて情報を伝達するメディアです。
これだけみると言語能力が豊かになりそうに思いますが、そうならないのはなぜか。
テレビの番組にはいろいろありますが、圧倒的に多いのは各種の娯楽番組です。
そして画像と音とどちらが中心かといえば画像です。動く絵というのが特徴です。
音は画像を補う役割がテレビなわけです。
テレビのほうがこま切れの語彙が多く含まれ、決まった表現しかできなくなっているのです。
バラエティー番組などはその最たるものです。
最近の若者たちの表現力の低下はまちがいなくここから来ています。
表現ができない分、欲求不満がたまり、暴力的になるのも一因かと思います。
若者同士の会話ならいいが、しかしそれでは社会に通用しないのです。
また、乏しい言語はいろいろなところで、知らないうちに摩擦を作ってしまいがちです。
では言語能力を豊かにするにはどうするか。
テレビよりも本を読むことを提唱します。
親が読んでやる本は受身のテレビよりもはるかに想像力を刺激して、親子の生の会話が楽しめます。
子供も安定してきます。たまにお父さんが読んであげるとどんなにかうれしいことでしょう。
テレビならではの効果も確かにあります。否定はしません。
しかしテレビの見すぎだけはいけません。
テレビの見る時間のバランスをおかあさんやお父さんがつくってあげることが絶対必要です。
普段の生活を変えていくのは親がまず変えていかないといけません。
お子さんのためにも、まず、日常を見直してください。